topimage

2017-07

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

VEVEYの小さな家 - 2009.06.08 Mon

久々に新緑のヨーロッパへ旅行してきました。
テーマは、コルビジェ・ワイン・お祭り・行ったことのない国。
行き先は、スイス・フランス(主にブルゴーニュ)・ポーランド。
いつもながらに支離滅裂な行き先ではありますが・・・(汗)

まずはスイス。
関空からパリ経由でジュネーヴに着いた夜は雨が降っていたけれど、
次の日からは好天に恵まれました。
今回スイスでの目的は、コルビジェが両親のために建てた小さな家(VILLA LE LAC)を見ることです。
スイスのレマン湖畔にあるこの小さな家は、
なんと夏季の午後1時半から5時までしか開いていないのです。
朝ジュネーヴを出て、レマン湖沿いを列車で走り、湖畔のリゾート地ヴヴェイへ。
1vevey.jpg

小さな家が開くまで時間があるので、展望台のあるモンペルランまで
ケーブルカーで登って・・・と思ったら、ケーブルカーが工事中でポストバスで展望台まで。
2vvevey.jpg

ここからのんびりと(あとでのんびりどころではなかったのを痛感したが)
麓まで降りていきます。
3mont perlan
雲がかかって山々はきれいに見えなかったけれど、スイスらしいきれいな景色です。
そして一面ワイン畑の斜面をひたすら下る・・。
4bufou.jpg

この辺の葡萄の木の栽培方法が面白い。
5budou.jpg
縦に伸ばしているのもあれば、横に伸ばしているものもあり・・
斜面で日を効率的に浴びせるためでしょうか?
ここラヴォー地区Lavauxはスイスの世界遺産のひとつ。
葡萄農家が暮らす小さな村が織り成す景観の美しさだけではなく、
ワインづくりの長い伝統と歴史を評価され、2007年に文化遺産として登録されました。
なんとローマ時代にまで歴史は遡れるそうです。
美しい風景に心は癒されながら・・・しかしこの急勾配を歩いて下りるのはきつかった!
腰は痛くなるわ靴下は破れるわ・・・あとで泣きをみました。

でもこんな風景を見ると、コルビジェがここに年老いた両親のための住まいを建てたのが
わかるような気がします。
6leman.jpg
この写真だけ見たら、南仏か?と見まごうばかりの眺め。
気候も温暖で前には美しいレマン湖、後ろにはワイン畑。
ほんと私も住みたいわ、こんなところ。
ちなみにヴヴェイはリゾート地としても有名で、かのチャップリンも別荘を持っていたとか。
そして二つ上の写真の左上方に少し変わった建物が写っていますが、これがネッスルの本社です。
近くで見るとこんな建物。ちなみに前の通りは”ネッスル通り”
7nestle.jpg
コルビジェの小さな家はこの近くにあります。

さて、いよいよお待ちかねのVILLA"LE LAC"へ。
8villa du lac
この家の平面は、16M×4Mの長方形で、基本的には平屋です。
使用人を雇わずに暮らす高齢者夫婦の日常生活(入浴、洗濯、調理、収納など)に必要な
最小限の空間が計画されています。
つまりマンションの機能を一直線にした感じ(?)

リビングルーム
9villa du lac
湖に面する11Mの横長窓からは、レマン湖やアルプスの眺めを楽しむことができます。
コルビジェオリジナルの家具も配置されて、涎が出そう・・・うう。
そして空間のサイズがコンパクトで使いやすそう!

お母さんのプライベートルーム。
10villa du lac
ここでコルビジェのお母さんは101歳まで亡くなるまで住んだそうです。
そりゃこんな環境のいい住みやすい空間だったら長生きするよね~。

ここはコルビジェが人間的尺度の探求をした建物で、
住むための機械が具現化された空間なのです。
美の巨人というテレビ番組で、モデュロール兄弟(人間寸法を表した黒子のようなキャラクター?)
が初登場して紹介したのがこの建物です。
人間的尺度を基準に作ってあるからか、ほんとうに無駄のない動線、心地の良い空間、
といった印象を受けました。
ほんまに住みたいわ・・・。
これが1924年に作られた空間とは信じられません。
今でも充分に通用する間取り空間なのです。
(というか、これがその後の住宅の原点になってるんですね)
大きな間仕切りと折りたたみベッドで、簡単な客間もできるし、
一人暮らしには快適極まりない空間に思えました。
ちなみに見学者は私ひとり。
この空間を独り占めして幸せに浸っておりましたよ、ほんとに。

庭にはお得意の四角く切り取った窓からの絵のような眺め。
11villa du lac

心地いい空間にどっぷり浸ったあとは、ヴヴェイからジュネーヴ経由でリヨンへ向かいました。

街中のイージージェットの広告ポスター。
12easy jet
スイス就航10周年のキャンペーンの広告だったようですが、
これだけオレンジを会社カラーとして使いまくっているのは天晴れ。
左下のスイス就航10周年のマークもベタで面白いわー。

そしてリヨンのホテルの部屋で、コルビジェの小さな家を思い出しながら
スイスで買ってきたスイスワインを楽しんだのでした。
13vin.jpg
幸せ~~~
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://beagleone.blog112.fc2.com/tb.php/36-7baece64
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

リヨン、美食の街なのに・・・ «  | BLOG TOP |  » 秋田 温泉と花の旅

プロフィール

ロイワン

Author:ロイワン
食べるの飲むの好き、建築巡り好きなヒトの興味のおもむくままの雑記帳。ビーグルのように、”なにかおもしろいことないかな?”と常に興味津々。 以前は住宅の仕事をしており1級建築士とインテリアコーディネーターを持っていますが、現在は店舗の内装や装飾の仕事に従事。 仕事の肥やしに・・・を言い訳に年に2回の海外旅行が何よりの楽しみ。 乗馬も楽しみの一つだが、椎間板ヘルニアを患ってからは調子をみながら月に1回が限度という状態(泣)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

酒蔵 (13)
未分類 (0)
国内旅行 (24)
食べ物 (12)
インテリア (2)
近場 (7)
飲み物 (5)
日常 (6)
建築 (0)
国内イベント (4)
海外旅行 (88)
2012冬旅行 プーリア&ブダペスト他 (6)
2012夏旅行 ブルガリア&ハンガリー (8)
2013冬旅行リヨン&パリ (9)
2014夏旅行イタリア~南フランス地中海の旅 (7)
2015冬 初シチリア(東部)の旅 (3)
2015夏 バスク~ボルドーの旅 (6)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。